有料老人ホームは、民間の施設設置者と入居者との契約が基本になります 。したがって、後で後悔しないためにも、できる限り多くの情報を収集する必要があります。情報を必要としている者が情報を収集するには、たいていの場合、その情報が開示されていることが重要です。
一般に情報公開が進んでいる施設は、それだけ入居者のことを考えて運営している有料老人ホームであるとみなすことが出来ます。逆に、情報が開示されないとか、あいまいに答えられたような場合、入居契約時まで見せることができない等と言われたら、特に注意が必要です。
過去に発生したトラブルの内容や、対応出来ないサービスといったその施設に入居しようと考えている方にとってマイナス面とも受け取れる内容についても明確に答えてくれる施設は信用出来ると言えます。
入居を決める前に 最低限 次の資料を収集して、理解するようにしておく必要があります。 出来れば、ご家族の方も一緒に理解しておいて頂きたいものです。
- 最低限収集すべき資料
- 入居契約書
- 管理規定
- 重要事項説明書
- 介護サービス等の一覧表
- サービス料金表
- 特定施設利用契約書(介護保険の適用を受けるためのもの)
- 財務諸表(決算書や損益計算書(PL)、貸借対照表(BS))等一覧
- 東京都の有料老人ホームの場合、東京都消費生活条例による表示書面
「有料老人ホームから提供される書類の種類と内容」も参考にしてください