体験入居も終了し、満足する有料老人ホームに出会えたなら、いよいよ入居に向けて手続きをすすめていきます。
- 最終確認
- 入居される方、ご家族の方双方が満足する施設を
体験入居の結果を受けて、入居予定者、ご家族の方それぞれの受けた感想などをもう一度話し合っておきましょう。ご家族の方が満足してても実際に入居される方は満足していない、といったケースもあります。 - 重要事項説明書や契約書、介護サービス等一覧表、介護保険利用についての契約書などを最終確認の意味合いでもう一度熟読してみて、不明点等が無いか確認します(ご契約書等にご不明な点がございましたら弊社にてご説明さしあげることも可能です)。法的な用語や介護用語が多いため分かりづらい部分もありますが、「契約締結後に知らなかった」では済みませんので内容をきちんと把握しておいてください。
※有料老人ホームによっては、これらの書面に記載している文字が小さかったり薄かったりで読みにくい、ということも中にはあります。高齢者の方を対象にする施設でこういった配慮がなされていないホームは何かしらの問題がある、と考えることも出来ます。
※場合によっては弁護士などの法律の専門家に相談されても良いでしょう。 - 2.とも関連しますが、各書面に書いてあることだけをチェックするのではなく、見学や体験入居の際に口頭で説明を受けたケースでも、その内容が書面に記されていなければ「後々言った・言わない」といったトラブルを引き起こしかねません。入居後に提供されるサービスとして○○がありますよ、と説明を受けたのに、どの書面を見てもその内容が掲載されていない、という場合は説明を求めたり、きちんと書面化しておく必要があります。
- 資金計画についても、無理なく余裕を持って組まれているか慎重に確認します。
- 身元引受人が必要なケースでは、身元引受人になる人に対しての最終意思確認も必要です(身元引受人の内容=月額利用料に支払遅滞があった場合の支払義務の有無などもあわせて)。
- ご家族の方の役割の確認
有料老人ホームへの入居後は誰も家族が訪問しなかった、ということになると寂しいものです。訪問の頻度や支払に不足が発生した場合の補填、金銭面の管理など、ご家族の間での役割分担を確認しておきましょう。有料老人ホームに任せっきりではダメです。
※有料老人ホームの中には「空室が残りわずか」といった理由で、契約を急がせるケースもあります。急いで後悔することになるよりもきちんと熟考して後悔の無いホーム選びをしましょう。
- 入居される方、ご家族の方双方が満足する施設を
- 入居の申込み
- 一旦入居申込みをした後にキャンセルをするとキャンセル料が発生する場合があります。申込み前にキャンセル料が発生するのか?しないのか?発生する場合はその金額、について確認しておきましょう。また、クーリングオフ制度の有無とその内容についても確認しておきましょう。
- もし、新たな不安点や不明点などがあったら、申込み手続きを行う前に確認しておきます。
- 一部有料老人ホームでは、入居申込み後、健康診断や面談、入居資格審査などがあり、申込みと同時に契約に進まない場合もあります。
- 入居契約
- 有料老人ホームでの契約は一般的に、入居者ご自身と2名の身元保証人(または身元引受人)と有料老人ホームとの間での契約となります。必ず、当事者の方全員が契約内容等を理解・納得した上で、署名・捺印します。
もし、ご希望があれば、ご契約に当ご案内ネット担当者が立ち会わせていただくことで、ご不明点等をご説明することも可能です。
※身元保証人(身元引受人)とは以下のようなことが役割になります。
- 入居者が月額利用料を支払えなかった場合に補填をする
- 入居者が病気になったり入院した時の対応をする
- 入居者に認知症状がでて、判断力をなくしたときの対応をする
- 入居者が亡くなったあとの葬儀手配や、荷物等の引き取り対応をする
- 入居についての説明
- 入居契約が完了すると、入居一時金や月額利用料のお支払い方法、入居時に必要となる書類、その他について説明を受けます。
メモをとるなどして聞き漏らしのないようにしましょう。